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学校長からのメッセージ

社会に貢献する
自立した女性の育成

金蘭会高等学校・中学校 学校長 岡田 正次

世の中が大きく変化し、国際化が進展するこれからの社会。
自立した女性になるために必要な「学力、主体性、協働性」を育てます。

社会に貢献する
自立した女性の育成

金蘭会高等学校・中学校 学校長 岡田 正次

世の中が大きく変化し、国際化が進展するこれからの社会。
自立した女性になるために必要な「学力、主体性、協働性」を育てます。

「学び」と「成長」について
学校はどんな場合でも、生徒にとって「安全で安心な学びの場」でなければなりません。

また、「なぜ学ぶのか」を生徒が理解するには、授業を通して「わかる」喜びや、学校行事や友人との関わりなどを通して、自分自身の成長や可能性を実感することが大切です。

学校が「学び」と「成長」の場であることを考えたとき、ヨーロッパに伝わる『樽(たる)の中のワイン』という寓話(ぐうわ)を思い出します。

「学ぶこと」の意味を考える

「ある教会の牧師さんが村を離れるにあたり、貧しい村なので人々は家にあるワインを1杯ずつ持ち寄り、樽に詰めてプレゼントします。次の村での生活が落ち着き、牧師さんが樽のワインを飲もうとすると中身は水であった。」という内容です。

自分一人くらいならわからないだろうと思って、ワインではなく水を入れるような人がいると、それはみんなに伝染し、最後は組織全体がダメになるという教訓です。この話は集団のあり方だけでなく、みなさん自身が受験勉強に向き合う際、大切にすべき姿勢や心構えを説いてくれているようにも思います。

例えば、この樽を自分自身に置きかえてみるとどうでしょう。受験勉強というのは、自分という「樽」に、少しずつ知識という「ワイン」を溜めていく地道な作業なのです。

フランスに『秘められた財宝』という寓話(ぐうわ)があります。

また、辛い状況に直面した時、「周りにわからなければ…」という気持ちで水を入れてしまうか、最後まで「100%のワイン」を入れるかによって樽の中身は大きく異なります。
受験勉強というのは、ある意味、知識を身につけるだけでなく、本物のワインを最後まで入れ続ける自分に成長していくことでもあると、私は考えています。

本校は、今から118年前の1905年、女子教育の機会を拡充したいという二十歳代の女性たちの思い、まさしく1杯ずつのワインを持ち寄って創設された学校です。建学の精神の「社会に貢献する自立した女性」になるために必要な資質や能力を「KINRAN PRIDE(5つの力)」と名づけ、生徒にあらゆる教育活動を通じて育んでいます。

本校では希望する進路や興味・関心に応じて、自分に合った鍬(コース)を選ぶことができます。

また、学校という小さな社会であっても、考え方や立場の違う人の多様な価値観を認め、自分とともに他者を大切にする豊かな心の育成が、将来、市民として社会に参画する上で必要な力の獲得に繋(つな)がると思います。

さらに昨年4月、成年年齢が18歳に引き下げられたことを受け、現在、社会人基礎力の育成や、大人になることへの自覚を促す教育にも積極的に取り組んでいるところです。

教職員一同、生徒の「学力」や「主体性」、そして「他者を大切にする豊かな心」を育み、「社会に貢献する自立した女性」となるよう全力でサポートいたします。
ぜひ、本校で豊かで充実した学校生活を過ごしてください。
金蘭会高等学校・中学校 学校長 岡田 正次

自らの夢や希望に果敢にチャレンジする女性、まさしく建学の精神に謳(うた)われた「社会に貢献する自立した女性」の育成に向け、真の愛情と責任を持って教育に取り組んでまいります。